のぼりベースコレクション

絶妙なぶっこみ具合。ちゃんと鑑賞物として成立している、はず。

俺は何を支えているんだという戸惑いが伝わってくる

本来スタッキングできる仕様になっていないものを強引に重ねる事で自由で豊潤な表情が生まれる。ちがう種類のをかますと意外と高く積めること、たしかにありますね。

街路樹の枡がいつしかガーデニングスペースとなり、のぼりベースはそれを演出する庭石となる。

ポールを支える事に疲れ 倒れ込む同志を支え、癒し、活力を与えるエアウィーヴのようなマットレス軍団。

植栽から顔を出すのぼりベースと首を振りながら歩くハト、どちらも足下で町の風景を町たらしめる重要な役割を担っている

おもりONおもり。転倒防止というより中に何か封じ込めているのではないか、AKIRAとか。

ベースが植木を支えているのか、植木がベースを抑えているのか。絶妙なバランスが醸し出す緊張感が見るものの思考や認識をぶんぶん揺さぶる。